璧を完うす(へきをまっとうす) 別館

日本人の良き精神、大和魂という璧(宝物)を損なうことなく次の世代へ完うしたい!そんな願いを込めたブログです。

志願して福島原発へ

「使命感持って行く」=電力会社社員、福島へ-定年前に自ら志願 時事通信  福島第1原発の事故で、情報提供の遅れなど東京電力の対応に批判が集まる一方、最悪の事態を避けるため、危険を顧みず作業に当たる同社や協力会社の社員もいる。地方の電力会社に勤務する島根県の男性(59)は、定年を半年後に控えながら、志願して応援のため福島へ向かった。  会社員の娘(27)によると、男性は約40年にわたり原発の運転に従事し、9月に定年退職する予定だった。事故発生を受け、会社が募集した約20人の応援派遣に応じた。  男性は13日、「今の対応で原発の未来が変わる。使命感を持って行きたい」と家族に告げ、志願したことを明かした。話を聞いた娘は、家ではあまり話さず、頼りなく感じることもある父を誇りに思い、涙が出そうになったという。  東京電力側の受け入れ体制が整った15日朝、男性は自宅をたった。特別なことにしたくないと考えた娘は見送りはせず、普段通りに出勤した。「最初は行ってほしくなかったが、もし何かあっても、自分で決めたことなら悔いはないと思った」と話し、無事の帰宅を祈る。  男性の妻(58)は「彼は18歳の時からずっと原発の運転をしてきた。一番安全なものをやっているという自信があったんだと思う」と話す。出発を見送り、「現地の人に安心を与えるために、頑張ってきて」と声を掛けたという。(2011/03/16-05:16)

以上引用終わり 日本という国は、ピラミッドの頂上で指揮命令するような人ではなく、末端のひとりひとりで支えてきたのだと、つくづく思う。 これまでリーダーシップを発揮したと思えるような首相は、数えるほどしかいない。 太平洋戦争でも、頑張ったのは部隊長クラスまでで、司令官クラスになると非常に質が悪くなる。 大本営のお粗末なことと言ったらない。 それでも米英を敵に回して、あそこまで戦えたのは、兵卒がとてつもなく頑張ったからだ。 そして今、敗戦以来の国難に際して、また現場の職員、隊員、社員が、被害を最小限に抑えようと、想像を絶する状況の中で、奮闘している。 こういう人々が本当に日本の財産であり、誇りの源なのだ。 指導層はとにかく現場の邪魔をするな。 そして、終わったら十分に報いて欲しい。 任務を終え、無事で帰ってくることを信じます。 本当に、本当に心からありがとうございます。 人気ブログランキングへ 人気ブログランキングへ