日本の誇り ノリック逝く
絶句、とはこういうことか… もう、あの白刃を渡るようなライディングは見られないのだ。そして、屈託のない笑顔も… 忘れもしない1994年のWGP日本GP、スポット参戦だったノリックが、当時世界最高峰のライダーだったマイケル・ドゥーハン、シュワンツを抜き去り、トップに立ったあの衝撃、日本人ライダーの世界への道を切り開いたあの走り。 そして、1996年同じ日本GPでのみんなでハラハラし、みんなで泣いた初優勝。 日本が誇る世界のカリスマ、世界でもっともスリリングなライダーだった。 あのロッシも若いころあこがれたというライディングスタイルと、親しみやすい人柄は、まさに日本人の誇り、本物の大和魂をもったライダーだった。 引用記事は間違っている。国内のオートバイファンの間だけでなく、世界中のオートバイファンに愛されていたのだ！世界的損失なのだ！ 享年３２才。早すぎる… 1994年 日本GP「伝説のライダー」阿部典史さんが事故死 川崎 2007年10月08日00時07分 ７日午後６時２０分ごろ、川崎市川崎区大島１丁目の市道で、川崎市幸区、レーシングライダー阿部典史（のりふみ）さん（３２）のオートバイと、横浜市鶴見区東寺尾１丁目、運送会社員千野智彦さん（５１）のトラックが衝突した。阿部さんは午後８時５０分過ぎに死亡した。阿部さんは世界ＧＰで過去３度優勝して「伝説のライダー」と呼ばれ、国内のオートバイファンの間で人気があった。 川崎署の調べでは、現場は片側２車線の直線道路。千野さんがＵターンしようとした際に、右後方から近づいた阿部さんのオートバイ（５００ｃｃ）と衝突した。千野さんは「道を間違えたので戻ろうとした」と話しているという。現場はＵターン禁止だった。
