璧を完うす(へきをまっとうす) 別館

日本人の良き精神、大和魂という璧(宝物)を損なうことなく次の世代へ完うしたい!そんな願いを込めたブログです。

くだらないイラク作戦への転用問題

米政府が転用否定の回答 インド洋の海自補給活動 2007.10.7 18:09 産経ニュース  インド洋での海上自衛隊の補給活動をめぐるイラク作戦への転用の有無について、米政府が日本政府に対し、転用を否定する回答を行っていたことが7日分かった。近く日米両政府で公式見解として表明する見通し。  防衛省幹部によると、平成13年12月に活動を開始して以来、米政府は多国籍軍に対して実施された約780件の補給活動のほとんどについて調査を終え、米軍についてはイラク戦への転用がなかったとの回答を得た。  高村正彦外相は7日、NHKの報道番組で「イラク作戦に(日本の燃料が)行ったことはないと思う。米国からもそういう回答を得ている」と明言した。石破茂防衛相も民放の番組で「(海自補給艦から間接給油を受けた米空母が)イラク戦に従事したり、目的外使用したということはないとの心証を得つつある」と語った。  石破氏は、新法案の審議入り前に転用の有無に関して調査を終えるよう指示。米側も調査に協力的だったが、防衛省内には「米艦船を容疑者のように扱うことで、日米関係が損なわれる恐れがある」(幹部)との懸念も出ている。

あえて言おう くだらないと 確かに、イラクアフガニスタンそれぞれに自衛隊を派遣するのにそれぞれの特措法があり、派遣する場所や任務は細かく規定されている。 現実には給油した艦船がイラクに向かえば違法になる。 私から言わせれば、そんな現場の事情を考慮しない法律がまちがっている。 同じインド洋を舞台とした、イラクとアフガンの作戦が同時進行している状況で、艦船の配置転換は十分にありうる。 だいたい、このオイルはアフガン専用って、オイルに色分けでもされてんのか。アホらしい。 そもそも国の安全保障をどうするのか、集団的自衛権を認めるのか、憲法9条は改正するのか、などの根幹を曖昧にしたまま、場当たり的な特措法で、しのいできたつけが回ってきたのだ。 憲法9条が平和を実現してきたというのなら、自衛隊廃止、日米同盟破棄して、条文通りにすればいい。 この話と同じぐらい現実的でないがな! 日本は貿易立国である。 戦争や紛争が起こることは日本の貿易にとってマイナスである。 長期的な戦争防止対策としては、様々なアプローチがあろうが、直近の事柄への方策は力による抑止しかない。 それを否定して、以前のように他国に抑止を肩代わりさせるわけにはいかない。 日本はもうそれが許されるような立場でも国力でもないのだ。 自分で軍事力を否定しておきながら、他国の軍事力をあてにする浅ましさがまだ判らないのだろうか。 また、日本人は世界各国に出向いている。 彼らが紛争などに巻き込まれたとき、邦人を守り、救出するのは国の責務だ。 自国の民を他国の軍に助けてもらう情けなさを感じないのだろうか。 なりはでかくなってんのに、子ども扱いして欲しいってか。「ボクはアフガンに行く船の給油しかしちゃいけないのでちゅ」てか。気持ち悪い。 もう大人になろうよ。