璧を完うす(へきをまっとうす) 別館

日本人の良き精神、大和魂という璧(宝物)を損なうことなく次の世代へ完うしたい!そんな願いを込めたブログです。

消えた年金 変えた公約

参院選公約“書き換え” 年金支払いで自民機関紙  年金記録紛失問題をめぐり、自民党が機関紙最新号で、最後の1人まで責任をもって正しい年金の支払いを「約束します」としていた今年7月の参院選公約の文言を、「支払うことができるよう全力を尽くす」と変更していたことが、分かった。政府は公約実行を断念したことは認めているが、機関紙は公約そのものの“書き換え”と受けとられかねない。野党からは早くも「悪質な改竄(かいざん)だ」との批判が出ている。  この機関紙は「自由民主」12月25日号。「公約通り3月末までにチェックいたします」の大見出しで、政府・与党が方針通りに進めていると強調。自民党は「『最後の一人まで正しい年金を支払うことができるよう全力を尽くす』との政府の努力」を全面的にバックアップしていくと決意表明している。  年金記録紛失問題で自民党は、参院選で配布した「安倍晋三(首相=当時)より、国民の皆さまへ。」と題したビラに、安倍氏の署名つきで「最後のお一人にいたるまで、責任をもって年金をお支払いすることをお約束します」と明記している。  機関紙の公約末尾にある「全力を尽くす」は努力目標であり、明らかに文言が異なるが、この違いは説明されていない。  自民党参院選前には、ホームページの動画で、当時の茂木敏充筆頭副幹事長が「(基礎年金番号に統合されていない)5000万件を1年以内にしっかり統合する。このことを首相が明言し、政府・与党でこの作業をしっかり進める」と説明した。  また、政策パンフレット「成長を実感に!」でも、「全国民が本来受け取ることができる年金を全額間違いなく受け取れるようにするため、5年の時効を超えた場合でも受給可能とし、これにより年金の確実な給付を行う」としている。  他のビラなどでも「努力目標」のニュアンスを色濃く出したケースはなかった。  今回、舛添要一厚生労働相は「記録統合作業はエンドレスで、できないこともある」と公約断念を認め、町村信孝官房長官も「選挙中だからある程度簡素化して言ってしまった」と説明不足を謝罪したのも、「最後の1人まで支払う」が参院選公約だった、との認識があったからだ。  こうした経緯があるだけに、野党からは「機関紙は参院選公約の書き換えであり、言語道断。国民を愚弄(ぐろう)するものだ」(民主党議員)との声が出ており、国民の批判が再燃する可能性もある。 izaニュースより引用

口語ならニュアンスの違いということで言い逃れもできようが、文字になってるとね。 お約束します → 全力を尽くす  言い逃れできないよね。 見苦しい言い逃れをやっちゃった福田首相は立ち直れないね。 国民を愚弄するにも程がある。 下手な言い訳するよりも、 「申し訳ありません。その時はできると思ったのですが、実際には間に合いませんでした。今後も全力で努力してみなさまの年金を照合してまいります。」 くらい言っとけば大事にならなかったろうに、まっプライド高そうな福田首相には無理だろけど。 実際消えた年金を救済するため新たに設置された第三者委員会でも救済されている人は、約3ヶ月で申し立て者の約1%(10月現在) 確実な証拠など保持しているはずもなく(あればその前に回復されている)、証言と状況証拠で可否を決めようと言うのだから、神様でもなけりゃ難しいに決まってる! 基本的に申し立てられたら救済するしかないんじゃない。 調査も補償も国の責任で行うのが当たり前! それをわざわざ国民様に協力していただくのだからさ。 それにしても、国の年金というシステムがこんな杜撰な管理で行われていたことに、改めて驚きと戦慄を覚える。