璧を完うす(へきをまっとうす) 別館

日本人の良き精神、大和魂という璧(宝物)を損なうことなく次の世代へ完うしたい!そんな願いを込めたブログです。

衆愚政治家ですらない

以下産経新聞より引用

こわばる首相、島民憤り 徳之島3町長「2万5800人分の民意」 2010.5.8 09:21  「絶対的に反対」「断固反対」。米軍普天間飛行場の移設問題で、鹿児島県・徳之島の3町長は7日の会談で、島民約2万6千人に匹敵する約2万5800人分(出身者ら含む)の署名を手に、徳之島の「民意」を強調した。署名を手渡された鳩山由紀夫首相は、顔をこわばらせた。島の住民からも憤りの声が上がった。  「島民にご迷惑を掛け、おわびしたい」  午後3時すぎ、丁寧な口調で切り出した鳩山首相は「連絡が遅きに失し、ご無礼申し上げる」とか細い声で述べた。両手を前に組み、硬い表情で沖縄の負担軽減の必要性を強調し、町長らを見つめた。  これに対し、高岡秀規(ひでき)徳之島町長らは「重いですが」と言いながら、反対署名の束を鳩山首相に手渡し、「島の民意は絶対的に反対」「断固反対」と強調。大久幸助(おおひさ・こうすけ)天城町長は「(絶滅が懸念されている国の特別天然記念物アマミノクロウサギなど、自然を生かした観光や農業で島は自立できるのに、基地移設で駄目になる」と主張した。  鳩山首相は何度も小さくうなずき、唇をかみしめた。  会談後、鳩山首相から「今後も何回か話し合いたい」と打診されたことを明かした町長らは、「民意が変わることはない」「何十回会っても平行線」と言い切った。  島民からも憤りの声が相次いだ。農業を営む伊仙町議会副議長の伊藤一弘さん(61)は「こんなに近いのに鹿児島県というだけで県外の口実に使われたら、たまったもんじゃない。バカにするのもいいかげんにしてくれ」と憤り、「基地なんか来なくても、ここは農業でやっていける」と胸を張った。

以上引用終り こんなんで説得できるとか思った方がすごいわ。 まず段取り、手順が悪すぎる。 鳩山自身も「マスコミが騒ぎすぎ」などと言っていたことがあったが、(参照 逆ギレ鳩山)徳之島の人々にとっては自分自身のことなのに、正式な話はなく、マスコミからどうもそうらしいと言う話を聞くだけ。 これで疑心暗鬼にならないはずはない。 その上で、平野の意向を受けた滝野欣弥官房副長官の電話事件。 参照 徳之島3町長 政府と会談拒否 勝負の電話…首相「存ぜぬ」 実際は徳之島移転への打診をするための電話だったのに、それは否定して、移転反対集会の様子を聞きたいと3町長に電話。 即座に拒否されマスコミにもバラされるという失態。 だいたい移転の話がなければ、集会の様子を官房副長官が聞きたがるはずも無い。 沖縄に鳩山が言った際にも、徳之島へは正式な話をまだしていないのに、鳩山自身の口から徳之島という言葉が出るし… こんなことしてたら賛成でも反対に回るわ。 そしてようやくの正式な申し入れが今回だったのに、署名なんか渡されてるし…憶測の段階で反対署名集められるとかもうね… 3町長も公の場で署名渡して断固拒否と言ったらもう引けないし、なんでこんなこと内々に進めることが出来なかったのか?バカとしかいいようがない。 大体、徳之島への移設の理由が沖縄の負担軽減と日米安保の重要性だけ? 国防を考えると徳之島に基地があるべきなんだと言う、戦略というかロジックはないわけ? まあないんだろうけど。 なんか情だけの理由でそんな話持ち込んでこられても当惑するわな。 それもあってもいいんだけど、理論に裏打ちされた理由というものがないと説得力が無い。 これじゃあ説得というより“お願い”。 しかも情緒的にお願いするわりには、相手の情緒は考慮してこなかったという。 “思い”は相手も持っているのだよ、鳩山くん。 このことからもわかるように、鳩山政権に絶対的に欠けているものは、事実に基づいた政策。 そして、衆愚政治家としての国民感情のコントロールすらできない。 もう見苦しいからやめようよ。 君たちに政権運営は無理だったの。あきらめろ。 人気ブログランキング参加中!人気ブログランキングへ FC2ブログランキング参加中!FC2ブログランキングバナー