璧を完うす(へきをまっとうす) 別館

日本人の良き精神、大和魂という璧(宝物)を損なうことなく次の世代へ完うしたい!そんな願いを込めたブログです。

産経と加藤の酷い印象操作

以下産経新聞より引用
加藤氏「拉致被害者を北朝鮮に返すべきだった」と発言 家族会・救う会が抗議声明 2008.7.9 14:40  自民党加藤紘一元幹事長 自民党加藤紘一元幹事長が拉致被害者5人について「国家と国家の約束だから北朝鮮に返すべきだった」と発言したことをめぐり、拉致被害者家族会(飯塚繁雄代表)と「救う会」(藤野義昭会長)は9日、「拉致被害者や家族の思いや不安をまったく理解しようとしない加藤氏に強い憤りを覚える」と抗議声明を出した。  加藤氏は7日夜のBS番組で、小泉純一郎首相(当時)が訪朝した平成14年秋、拉致被害者5人が帰国した際、政府が5人を北朝鮮に返さないことを決めたことを「当時官房副長官だった安倍晋三前首相を中心に(拉致被害者を)返すべきでないと決めたことが日朝間で拉致問題を打開できない理由だ。返していれば『じゃあまた来てください』と何度も何度も交流していたと思う。そこが外交感覚の差だ」などと発言。金正日総書記拉致問題を認め、謝罪したことについても「天皇陛下みたいな人物だ」と述べた。  「家族会」と「救う会」の抗議声明では「5人が北朝鮮に戻されていれば『自分の意思で戻った』と言わされたあげく『拉致問題は解決済み』という北朝鮮の主張に利用されたであろうことは少しでも外交感覚のある人には明らかだ」と指摘。「不見識極まりない発言だ。加藤氏の精神構造を強く疑わざるを得ない」と批判した。
以上引用終わり 加藤氏の不見識はもう語るべくもない。 今回問題にしたいのは産経の報道。 >金正日総書記拉致問題を認め、謝罪したことについても「天皇陛下みたいな人物だ」と述べた。 これだと金正日天皇陛下と比肩して称えているように読めるが・・・ この発言の全文は ↓ >小泉さんが行ったから、金正日は謝ったんですよね。「親の代にやったことだが、あれはまずかった。ごめんなさい」と。あの国では一種、天皇陛下みたいなポジションの人物ですよね。それが謝り、何人が亡くなった。何人は生きているからお返ししますと。そこまで言ったんですよ。だから小泉さんの行動がなければ、小泉さんによる北朝鮮との話がなければ、拉致の話は一つも進んでいなかったと思います。 ソース(http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/637222金正日北朝鮮では天皇陛下のようなポジションだと言う意味だ。 天皇陛下を例えに使う是非はあろうが、産経の記事とはあまりにもかけ離れてはいる。 これは酷い印象操作だ。 それと、やっぱりひと言加藤にも >「親の代にやったことだが、あれはまずかった。ごめんなさい」 これ金正日の発言内容と全然違うだろう! 「特殊機関の一部が妄動主義・英雄主義に走って日本人を拉致した。」 つまり部下が勝手に暴走した。私が指示したわけではないし知らなかったが、結果責任として謝罪する、という内容だ。 これも酷い印象操作だ。
追記7/13 私がこの記事を作成した7/10 00時02分時点では、引用した産経の記事内容は上記の通りでした。 その後コメント欄にてJ.Seagullさんのご指摘により(コメント欄参照)、書き変えられていることが判明しました。 変更箇所は下記の通りです。 最初→金正日総書記拉致問題を認め、謝罪したことについても「天皇陛下みたいな人物だ」と述べた。 ↓ 変更後→金正日総書記拉致問題を認め、謝罪したことについても「天皇陛下みたいなポジションにいる人物だ」と述べた。 いかなる理由かはわかりませんが(抗議があった可能性が高い)、“ポジション”という言葉が付け加えられています。 しかし、読んでいただければわかる通り、変更後は文章として成り立っていません。 このことからも“ポジション”という言葉は急遽付け足されただけであり、記者の意図は加藤氏の発言を歪曲・誇張して貶めることにあったことは明白です。 私は加藤氏の拉致被害者北朝鮮に返すべきという意見には、断じて同意できませんが、加藤氏の発言を捻じ曲げてまで非難をしようとは思いません。 「天皇陛下みたいな人物だ」という部分だけが一人歩きし、拡散していくことに危惧を覚えます。 もし、この産経ソースの言葉を取り上げているブログや掲示板がありましたら、ぜひ真実を伝えてください。 よろしくお願いいたします。 人気ブログランキング参加中! 携帯からはこちら 人気ブログランキング

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