偏向報道NEW23

5/1・2の二夜にわたり、TBSのNEWS２３で「もの言えぬ人々」という特集を放送した。 だんだんものをいえない風潮が強まっている例として以下の出来事を挙げていた。 ・立川不法侵入事件（放送ではビラまき事件）→関連記事表現の自由って… ・映画「靖国」上映中止事件→関連記事映画「靖国」の刀匠インタビュー全文 ・自衛隊情報保全隊の情報収集活動（放送では国民監視事件） ・日の丸・君が代不起立事件→関連記事君が代不起立の良心ってなに？ ・プリンスホテルの日教組への会場提供拒否事件 報道というものは議論があるものについては両論を必ず報ずるべきだと思うが、今回のNEW２３の特集はそれ以前の問題だった。 両論どころか特集の意図する側の話を良いように歪曲して報道し、一方は触れもしない。 これはもはや報道でもなんでもなく扇動だ。 例えば立川の事件について、街頭インタビューをするときの質問として 「ビラを配っただけで逮捕されたんですが？」と聞いている。 当然そう聞かれれば 「それはひどいですね。ピザとかのチラシでも逮捕されるんですかね」 という返事となる。 見ている視聴者もそう思ってしまう。 しかし、この事件は自衛隊官舎に自衛隊の活動を批判するビラをまき、住人から再三再四やめるように注意を受けたにもかかわらず、繰り返したのだ。 これはビラをまいただけで捕まったというのか？ 共同住宅に許可なく立ち入るのは不法侵入だぞ。 映画「靖国」の上映中止については映画館の事なかれ主義が招いた面もあろう。 この特集と同じ放送内で、映画に対して街宣活動をした右翼団体の2名が車庫飛ばしで逮捕されたと報道した。 この番組自身が以前にインタビューした2名だ。 車庫飛ばしは確かに犯罪だが、わざわざ報道しなければならないほどの事件か？ それも同じ日に報道するって印象操作としか考えられない。 自衛隊が国民監視していると騒いでいるのは共産党だ。 確かに自衛隊に国民を監視する法的根拠はないが、法的根拠がないから大したこともできない。 せいぜい反自衛隊の団体や人をリストアップするぐらいだ。 そんなこと私立探偵でもやるぜ。 だいたい自衛隊の活動に異議があるなら政治家に働きかけるべきであり、自衛隊に対して反対活動をするのは筋違いも甚だしい。 お前らが自衛隊を監視しているほうがよっぽど問題があるだろうが。 日の丸君が代は国の象徴であり、最低限の敬意を払うのはルールだろう。 内心はどうあれ表向きはルールを守って起立斉唱すべきだ。 プリンスホテルが日教組の予約を受けたのは失策だったが、受けるのも解約するのも民事の話。 ホテル側が判断すればいいこと。 例年大騒動になっているのを見れば解約もしたくなる。 騒動の主原因は右翼団体だが、日教組のこれまでの活動にも問題があることを触れるべきだ。 いずれの問題についても街頭インタビューでは特集の趣旨に沿ったものしか、ほとんど採用されず（私が確認した限りでは1人だけ異論を話していた。）印象操作を繰り返していた。 また二夜目の冒頭、一夜目の視聴者からの批判メールを3通紹介し、いずれも偏向報道を批判した的確な内容だったが、匿名で送られてきたことを強調し、もの言えぬ風潮の一例としてあげつらっていた。 匿名じゃ批判をしてはいけないのか？ これこそものを言えないようにする圧力じゃないのか？ 主義主張を好きなように報道できるTBSより、一般視聴者の方がよっぽど“もの言えぬ人々”ではないのか。 そして、もの言えぬ風潮がある、という風潮を作り出しているのはまちがいなくあなたたちです。 人気ブログランキング参加中！ 携帯からはこちら FC2ブログランキング参加中！ 携帯からはこちら