璧を完うす(へきをまっとうす) 別館

日本人の良き精神、大和魂という璧(宝物)を損なうことなく次の世代へ完うしたい!そんな願いを込めたブログです。

古き良き日本の少年は荒んでいた?

以下毎日新聞より引用
少年事件を取材していると…  少年事件を取材していると、とんでもない“ご意見”に触れることが多くうんざりさせられる。例えば「ゲーム脳」。科学的な疑義は数多く出されているが、犯罪統計的にも納得できない学説だ▲少年事件の初歩中の初歩なのだが、少年による殺人が多発したのは、「近所付き合いが濃密で、誰もがしかってくれた」昭和30年代だ。そこから、減少の一途をたどっている。ゲームやインターネットの進歩と少年事件の件数が反比例するのはなぜなのか▲思いこみで事件を語ることは有害以外の何ものでもない。キレる子供は昔もいたし、今もいる。統計から見えてくる課題を見落とすことがないようにしたい。【石戸諭】 毎日新聞 2008年4月17日 地方版
以上引用終わり 「ALWAYS 三丁目の夕日」という映画ある。 日本人の郷愁を誘ったのか、大変ヒットした。 昭和三十年代の“古き良き日本”を舞台にしたよい映画だと思うが、その三十年代が少年犯罪は最も多く、そして凶悪だった。 例えば、罪名別に検挙人数の比較をしてみると □殺人  昭和23年から昭和42年まで年300人を下回ることはなかった。 しかし昭和50年以降年100人前後で推移している。 □強姦 昭和33年から昭和42年まで年4000人前後 しかし年々減り続け平成18年には年113人 検挙率が違うから少なくなっていると思われる方もいるかもしれないが、 ちなみに強姦の発生認知件数は 昭和35年 6342件 平成18年 1948件 おそらくは昔の方が表に出にくい犯罪であろう。 □強盗 昭和30年から38年まで、年2000人以上 平成9年ごろからいったん増加に転じているものの2000人を超えることはなく、平成18年は912人 □暴行 昭和33年から42年まで、年10,000人以上 平成5年以降年2,000人前後 □傷害 昭和33年から42年まで、年15,000人前後 平成16年から18年の3年間は7,000人以下 少年犯罪の凶悪化などというのが、いかに断片的な少年犯罪のイメージであるかがわかる。 ただ、少年の検挙総数では、「横領」という犯罪が激増しているため、昭和30年代と現在とは横ばいである。(昭和50年から60年頃が最も多い。) ソース少年犯罪データベース センセーショナルな事件に目を奪われて「木を見て森を見ず」になってはいけない。 どうした?めずらしく(失礼)いいコラムだぞ!毎日新聞 人気ブログランキング参加中! 携帯からはこちら 人気ブログランキング

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