璧を完うす(へきをまっとうす) 別館

日本人の良き精神、大和魂という璧(宝物)を損なうことなく次の世代へ完うしたい!そんな願いを込めたブログです。

年金 公約違反の問題ではない

以下産経ニュースより引用

年金 あいまい「名寄せ」で混乱 2008.3.15 00:25  宙に浮いた年金記録5000万件について、コンピューター上での照合が終了したが、「3月までの名寄せ完了」とした政府の公約をめぐり、政府・与党側は「公約は達成できた」と強調し、公約違反との野党側の批判をかわすのに躍起だ。政府・与党側が公約違反でないと突っ張るのは「名寄せ」の定義を「コンピューター上での照合」とあいまいに定義してきたためだ。背景には、公約違反を避けたい政府・与党側の思惑もあり、これが混乱に拍車をかけた側面がある。  舛添要一厚生労働相は14日の会見で、「公約違反という批判は当たらない。3月末までにコンピューター上の名寄せをする約束は守った」と強調した上で「(多くの国民に3月で解決すると)メッセージが受け取られたことは反省したい」とも語った。町村信孝官房長官は「5000万件のすべてを解明すると約束したわけではない。未解明の人については手段を尽くす」と釈明した。 政府・与党は昨年7月に公表した対応策で「平成20年3月までに5000万件とすべての受給・加入者の記録をコンピューター上で名寄せし、記録が結び付くと思われる人に知らせる」と発表した。安倍晋三前首相は昨年の参院選で「最後の1人まで記録をすべてチェックし、正しく年金を支払う」と繰り返した。  この結果、「3月までの名寄せ完了」の意味は、国民には「3月末までにすべての記録の持ち主が特定され、正しい記録に統合されて問題が解決する」と受け止められていった。  だが、社会保険庁がいう「名寄せ」は、記録の持ち主特定ではなく、コンピューター上での記録突き合わせにすぎない。 (以下略)


以上引用終わり 誰の責任で国民年金は管理されているのか? 国だろう?その管理者が管理が杜撰だったと発表したわけだから、最後の1人まですべて調べ上げ、加入者に迷惑がかからないようにするのは当然の義務。 その義務を果たさないうちから“公約”は守った、“公約違反ではない”などとえらそうによく言えるな! 例えば生命保険会社がこんなことやったら大変だぜ。平謝りして、1件1件訪問しても徹夜してでもデータを修正するだろ。 「3月までに照合が完了いたしましたが、未だ特定できていないお客様のデータが2000万件ございます。誠に申し訳ございません。」って感じだろう?まあこれでもかなりの社会的制裁、経済的損失を蒙るだろうけど、民間会社だったら。 大事なのは、公約を守ったかどうかではなく、加入者に年金がちゃんと届くかどうかということだ! 名寄せ」の言葉遊びやってる暇があったら、一人でも救い出せよ! 例え一人だって、納めたのに給付されないなんてことあってはならない。 そんな理不尽なことはない。 関連記事 国民年金制度は全額税方式で 消えた年金 変えた公約