北朝鮮に核放棄させる唯一の方法
北朝鮮に核放棄させる唯一の方法 それは その見返りに、核兵器を提供すること。 以上核で北朝鮮から「正式な文書による申告ない」…ヒル氏 【ワシントン＝宮崎健雄】 北朝鮮核問題をめぐる６か国協議の米首席代表クリストファー・ヒル国務次官補は４日、北朝鮮から「すべての核計画」について、文書による正式な申告を受け取っていないことを明らかにした。 ワシントン郊外の空港で、記者団の質問に答えた。 北朝鮮の外務省報道官が談話で、「米国に申告内容を通告済み」と主張したことに反論したものだ。次官補は、「完全かつ正確な」申告を改めて促したが、昨年末の申告期限が過ぎる中、交渉の長期化は避けられない情勢だ。 次官補は「申告には『現在と過去のすべての核物質、施設、計画』が含まれる必要がある」と強調。その上で、「（北朝鮮側から）書面に基づかない協議で一部の説明を受けたが、正式な文書による申告はない」と述べ、北朝鮮が主張する「通告」は非公式協議に過ぎず、内容も不十分だとの認識を示した。 また、「我々は、北朝鮮には完全で正確な申告の準備ができていないと考えている」と述べ、高濃縮ウランによる核開発などの疑惑を否定した北朝鮮報道官の主張を受け入れない姿勢を示した。 ヒル次官補は、７日からの日中韓露４か国歴訪で、今後の対応について各国の担当者と協議する予定。また、歴訪に合わせ、北朝鮮側に北京での会談を要請したことを明らかにした。次官補は米朝会談について、「可能とは思えない」と、北朝鮮側が拒否していることを示唆した。ただ、米国務省高官は「現時点では予定にないが、可能性はある」と、なお調整中としている。 （2008年1月5日11時6分 読売新聞）
