璧を完うす(へきをまっとうす) 別館

日本人の良き精神、大和魂という璧(宝物)を損なうことなく次の世代へ完うしたい!そんな願いを込めたブログです。

反捕鯨とフランドン農学校の豚

日本の調査捕鯨にオーストラリア野党などが反発 2007年11月20日 01:49 発信地:東京 【11月20日 AFP】日本の調査捕鯨船団が18日に本格調査のため南極海に向けて出発したことを受け、オーストラリア野党が軍隊の派遣も辞さないとの姿勢を示すなど、国際社会から大きな反発が起きている。  欧米諸国からの警告を無視したことで、調査に対する反感が一層強まることは避けられないとみられる。  2年前の開始以来最大規模となり、ザトウクジラも初めて対象とする今回の調査捕鯨に対し、オーストラリア、英国、ニュージーランドの各国は非難の意を表明した。  24日に総選挙の投票を控えるオーストラリアでは、野党労働党(Australian Labor Party、ALP)が、政権を獲得すれば海軍を派遣して捕鯨団を追跡すると主張している。  同党のロバート・マクレランド(Robert McClelland)外交問題報道官は「ここで行動を起こさなければならない。調査を継続するだけでなく、規模を拡大するなど事態が悪化していることは受け入れられない」と述べた。  一方、ジョン・ハワード(John Howard)首相は、捕鯨には「まったく賛成できない」と述べたが、軍隊の派遣には反対した。 「マクレランド氏は捕鯨船を攻撃するつもりか?彼の発言は無意味なジェスチャーに過ぎない。われわれに許された法的手段を駆使し、外交を通じて説得を続けていくしかない。彼もそのことを十分理解しているはずだ」  一方、水産庁遠洋課捕鯨班の諸貫秀樹班長はAFPに対し、「日本の調査捕鯨国際捕鯨委員会(International Whaling Commission)の憲章に完全にのっとったもので、軍を派遣して追跡することなど不可能だ」と述べ、豪労働党の警告の信頼性に疑問を投げかけた。  諸貫班長はまた、「ザトウクジラの調査に特に重点を置いているわけではない。ほかのクジラ同様、十分な資源があることを科学的に確認したうえで持続的な調査を行っていく」と述べ、ザトウクジラの個体数は十分に回復し、近年急速に増えているとの見方を示した。  ニュージーランドでは、ヘレン・クラーク(Helen Clark)首相が「日本の捕鯨船南極海に向かうのはまったく好ましくない。彼らは国内にとどまるべきだ。実際は大量のクジラを捕らえることを目的としながら、調査捕鯨を装って南下すべきではない」と述べた。  英国の環境・食糧・農村省の報道官は、同国が「高官レベルでの外交的抗議」を検討していることを明らかにし、「絶滅が危ぐされるザトウクジラを対象にした日本の調査捕鯨の必要性や科学的価値には大きな疑問を抱いている」と語った。 (c)AFP/Shaun Tandon

こないだまで銃でアポリジニ追い回していた奴らが何を言うか! IWCもそうだがこの問題に関しては科学的見地というものがまったく欠落している。 わけのわからない神話を理由に反対を唱ている。鯨類が知性が高いという神話である。 まず、鯨類の知性云々する前に自らの知性を省みることをお勧めする。 鯨類が知性が高いといわれるのは、①脳の大きさ ②脳の皺の多さ などから来ているようだが、科学的には何も証明されていない。むしろ、知性は犬程度かそれ以下という意見もある。 鯨も種類によって異なるが、知性が高いと見られるバンドウイルカ(クジラ目、よく水族館で芸をする。)でさえ、知能に大きくかかわる大脳新皮質は人間の半分程度で構造もはるかに単純である。また、神経細胞の密度も低い。 1980年代ごろに流布した鯨類はかしこい、会話をするなどという根拠の薄いファンタジーがいまだに尾を引いているのだろう。 感情論や宗教の世界である。理屈やデータ反論しても噛み合わないのだ。 後付けで、絶滅の恐れだの野生動物だからだのといっているだけ。 しっかりとした基礎データを持ち、もっともくわしい日本が科学的に主張しても聞く耳を持たれないのだ。 大洋を泳いでいて捕獲されることもある鯨の方が、あらかじめ屠殺されることがわかって飼育されている家畜よりははるかに幸せだと思うのは私だけだろうか。 この話を聞くたびに、宮沢賢治の「フランドン農学校の豚」を思い出す。