璧を完うす(へきをまっとうす) 別館

日本人の良き精神、大和魂という璧(宝物)を損なうことなく次の世代へ完うしたい!そんな願いを込めたブログです。

人工呼吸器を着け普通学級へ

普通学級で多くの経験を 名古屋・瑞穂区の難病少女 父親が訴え  中日新聞  人工呼吸器を着けた子どもが普通学級に通える体制づくりを考える学習会が、名古屋市北区の市総合社会福祉会館であった。来年4月に小学校入学を控える瑞穂区の林京香ちゃん(6つ)と父親の智宏さん(36)が、「地域の学校でいろいろな経験をし、健常者の子と学び合って育ってほしい」と訴えた。 (日下部弘太)  京香ちゃんは生後8カ月で脊髄性筋萎縮症と診断された。人工呼吸器を着け、胃ろうで栄養を取っている。目や指を動かして意思を伝えている。  智宏さんらは一般の小学校で学べるよう、市に対してたんの吸引をする看護師の配置を求め、市教委が検討している。大阪や三重、千葉などすでに配置されている例は多い。  智宏さんは「好奇心旺盛で、ブドウやイクラ、アイドルグループの『嵐』が大好き」と京香ちゃんの人となりを紹介。菓子作りや花火、プール、リンゴ狩りなどに挑戦してきたという。  今は市の療育センターに通い、月2回は地元の保育園にも通園。「最初は物を取られて泣いたりもしていたが、自然に溶け込み、楽しんで行っている」と紹介。「京ちゃんはいろんな友だちをつくりたい、話したいという希望がある。障害児だから守られて、ではなく、できることは挑戦したい」と述べた。  京香ちゃんと同じ病気を抱えながら小学校から高校まで普通学級で過ごした大阪府池田市の折田涼さん(22)も講演し、ドッジボールや海での水泳の思い出を披露。「友だちや先生がクラスの一人として接してくれ、多くの経験ができた」と振り返った。  会は障害のある子を持つ親らでつくる「名古屋『障害児・者』生活と教育を考える会」が開き、130人が耳を傾けた。

以上引用終わり 年末年始になると、正月を返上して受験勉強をする小学生と塾がニュースになることがある。 『必勝』『合格』などと書かれた鉢巻をした小学生が、インタビューに答える。 インタビュアー「将来は何になりたいですか」 子供「お医者さん」「弁護士」 この映像を見るたびに、ある種の痛みを心に感じる。 同じような境遇だった自分自身と重ね合わせて… この子たちは本当に正月返上までして塾で勉強し、中学受験をしたいのだろうか? 将来なりたい職業は本当にそういう職なのかと。 子供というのは親の意向に強い影響を受ける。 親がそう思い、常々言っていれば、無意識のうちにそれに合わせるようになる。 まるで自分から進んでそう思っているかのように話すようになる。 「いい学校に行ってお医者さんになりたい」「弁護士になりたい」と。 京香ちゃんは本当普通学級に行きたいと思っているのか? 親の意向を汲み取ってそう言っているだけではないのか? そして友達を作るのになぜ普通学級でなければならないのか? なぜそこまで普通学級にこだわるのか? 障害を持っている人も、何ら行動を制約されないような社会になるべきだとは思う。 階段しかなく車椅子の人が入っていけない建物はなくなるべきだと思う。 しかし、それとこれとは違う。 車椅子であることを認めながらも、それによって制約されないような社会になることと、足が不自由であるのに、車椅子に乗ること自体を拒否することは違うのである。 特別養護学校は、障害のある子供が学びやすいように体制が採られた学校である。 看護婦も常勤している。 わざわざそれを避けて普通学級にこだわるのは、「地域の学校で」などという理由ではなく、「普通」という言葉にこだわっているからではないのか? 親のフィルターを通した、「この子のため」という押し付けは、決して子供を幸せにはしない。 人気ブログランキングへ 人気ブログランキングへ 祝50位以内復帰!ありがとうございます! FC2 Blog Rankingへ