璧を完うす(へきをまっとうす) 別館

日本人の良き精神、大和魂という璧(宝物)を損なうことなく次の世代へ完うしたい!そんな願いを込めたブログです。

周回遅れの民主党

野田内閣の閣僚名簿を見ていると、党内融和の意図で各派閥に配慮した配分になっていることがわかる。 また、自分を支持してくれた人への論功行賞の面もうかがえる。 → 各グループに配慮=論功行賞、小沢系に不満も-野田新内閣 時事通信 この手法は、小泉がぶっ潰す前の自民党の手法であり、ようやくそれがいい手法だということに民主党が気づいたわけだ。 この方法は平時ではいい手法であったが、改革のスピードが問われる時代になり、トップに権限集中が必要となってきたため、小泉が“一本釣り”を多用して、崩したのだ。 その時以上の非常時に、この手は通用しないのだが、周回遅れの民主党は、自民党が捨てた手法にようやく辿りついて今回実施した。 ということは、早々にこの内閣は行き詰まることになる。 調整型の派閥均衡人事では、全ての決定に時間がかかり、変化に即応できないからだ。 この方法だと、適材適所というよりも派閥ごとの人数バランスや序列、意向が重視されるため、その分野の素人が大臣になりやすい。 → シロウトが大臣やってます 2011年09月03日 07:10 知識見識のない人間が、トップに立つので決断が下せない。 かといって自己保身が本能の官僚は、責任回避のために決定しない。 審議会やら研究会やらでやたら時間を浪費して、責任を拡散することでようやく事が進む。 菅がやたら○○会議ってのを作ってたようにね。 会議作っている間に取り返しのつかない事態になって、支持率急落→総辞職、という流れになる。 党内の対立が先鋭化して、物事が何も動かなくなるよりはましだろう。 しかし、ここで自民党に先祖がえりするくらいなら、自民党がそのままやっていた方が、10年は先に進んだはずだ。 民主党が野党の時、散々批判していた自民党的なものを、政権を取ってからひとつひとつ正しかったと確認されても困るのである。 その間にも時代は動いているのだから。 人気ブログランキングへ 人気ブログランキングへ 周回遅れの民主党!と思われた方はクリックを! FC2 Blog Rankingへ