璧を完うす(へきをまっとうす) 別館

日本人の良き精神、大和魂という璧(宝物)を損なうことなく次の世代へ完うしたい!そんな願いを込めたブログです。

耐える被災者へ、台湾から贈る120首

耐える被災者へ、台湾から贈る120首 読売新聞 ゆうかりぶたす 震災の短歌特集を組んだ台湾・義守大学応用日本語学科発行の雑誌「ゆうかりぷたす」=源一秀撮影  台湾・高雄市の義守大学応用日本語学科が年1回出している短歌・俳句の雑誌が、東日本大震災被災者らを励ます短歌の特集を組んだ。  500部を発行し、宮城、岩手県などに200部送るという。  台湾には、日本統治時代に日本語教育を受けた人や日本語を学ぶ学生を中心に、短歌・俳句の愛好者は多い。特集には「台湾歌壇」のメンバーら62人の120首が掲載され、同歌壇の蔡焜燦代表は「国難の地震津波に襲はるる祖国護れと若人励ます」を寄せた。  「未曽有なる大震災に見舞はれど秩序乱れぬ大和の民ぞ」「天災に負けずくじけずわが愛友よ涙も見せず鬼神をば泣かす」など、耐え抜く被災者への感動を詠んだものが多い。福島第一原発の事故現場で働く作業員への称賛の歌も。「原子炉の修理に赴く男の子らの『後を頼む』に涙止まらず」「福島の身を顧みず原発に去りし技師には妻もあるらん」 (2011年6月20日03時05分 読売新聞)

以上引用終わり 台湾の日本時代ははるか六十有余年の昔となった。 当時を知る台湾の方も年々鬼籍に入る人が増えているだろう。 そういうなかで日本の文化である「俳句」「短歌」がこのようなかたちで台湾に生きづいていることに感動を覚える。 「台湾歌壇」のホームページトップにには、次の句が掲載されている。 日本語の すでに滅びし 国に住み 短歌詠み継げる 人や幾人 万葉の 流れこの地に 留めむと 命の限り 短歌詠み行かむ 詠み人の叙情、胸にせまるものがある。 今回、東日本大震災に寄せて、素晴らしい短歌を送ってくれた。 ありがとう、本当にありがとう。 国難の 地震津波に襲はるる 祖国護れと 若人励ます 未曽有なる 大震災に見舞はれど 秩序乱れぬ 大和の民ぞ 天災に 負けずくじけずわが愛友よ 涙も見せず 鬼神をば泣かす 原子炉の 修理に赴く男の子らの 『後を頼む』に 涙止まらず 福島の 身を顧みず原発に 去りし技師には 妻もあるらん いずれも、想いを見事におさめた名句だ。 心打たれる。 近年は若い人も「台湾歌壇」に入る人がいて、入会者の数は減少していないそうだ。 伝統が永久に受け継がれんことを願う。 人気ブログランキングへ 人気ブログランキングへ 泣ける!という方はクリックを!