璧を完うす(へきをまっとうす) 別館

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サミットもすっから菅

思いつきのエネルギー戦略に、各国から冷たい視線 産経新聞 サミット菅  【ドービル(フランス北西部)=酒井充、柿内公輔】原子力政策で幕を上げたG8。日本からの報告がこれほど関心を集めたのは異例だ。だが各国の思惑はさまざま。菅直人首相は原子力安全に関する国際会議を開催する意向を表明したものの、事故対応が不十分なまま、思いつきのように再生可能エネルギー重視戦略を振りまく姿に、冷たい視線が集まり始めた。 (中略)  政権基盤が極めて不安定な菅首相が1年半も先の会議開催を呼びかけたことも奇異な印象を残した。  冒頭発言では、現在進行形の原発事故対応よりも再生可能エネルギーの推進に力点を置いた。「太陽光パネル設置を1千万戸」と具体的数字まで語って、前のめりになった首相に、各国の反応は外交辞令の域を出なかった。  サミット前日に行われた議長国フランスとの首脳会談では、菅首相再生可能エネルギー重視の発言は、サルコジ大統領からほぼ無視され、「原子力原子力以外かという二者択一の議論ではない」との持論でくぎを刺された。  首相同行筋は「サルコジ大統領も再生可能エネルギー推進を前提としている」と2人の立場に違いはないというが、原発を主要な輸出産業としているフランスにとって、原発事故の当事国にもかかわらず、原子力安全についてほとんど語らない首相のふるまいは、とても受け入れられなかったようだ。  他方、脱原発に傾く諸国は、日本の原発政策の将来像が見えないことに不満を募らせていた。ドイツは原発回帰路線から、日本の事故で再び脱原発路線に逆戻りする最中で、首相の発言に注目してきたが、日本の態度はあいまいなまま。ドイツなどの“期待”は満たされなかった。  そもそも、二転三転する日本の原発事故への対応や情報開示の不手際で、日本はエネルギー政策は信用を失ってきた。思いつきのエネルギー政策では、各国の冷ややかな反応は変えられそうにない。

以上引用終わり だからまず方針を定めろとあれほど… 原発推進のフランス、原発維持のアメリカ・ロシア、脱原発のドイツ、それぞれお国の事情があり、何も日本がまねをする必要はない。 サルコジ大統領は原発推進に繋がる言動を菅総理から引き出したかっただろうし、メルケル首相は脱原発の後押しを期待しただろう。 それに応える必要はないが、日本がどういう方針なのかはっきりとこのサミットで打ち出す必要があった。 そこで菅が表明したのは、原発推進でも脱原発でもない、「太陽光パネル設置を1千万戸」。 原発は維持しながら自然エネルギーを増やしましょう、というなんともどっちつかずな話。 あれだけの被害を受け、しかも現在進行形なのに、原発の安全性見直しを語り、原発推進or維持を語るわけでもなく、脱原発をいうわけでもない被害国の首相に、各国首脳も驚いただろうよ。 当面は原発をなくすことなんてできないのだから、段階的にでも自然エネルギーにシフトするでもよかったのに。 20××年には原発を全廃し、自然エネルギーで電力をまかないます、とかね。 どっちつかずというのはどっちでもないんだよ。だからなんのインパクトのない話になる。 まあ、もう長くない菅の話なんか誰もまともに取り合ってないことだけが救いだな。 そういや鳩の炭酸ガス25%削減はどうなったんだろう? あれもみんな忘れてくれたらいいな。 人気ブログランキングへ 人気ブログランキングへ もう一度浮上していきたいと思っています。再びご支援のほど、よろしくお願いします!