璧を完うす(へきをまっとうす) 別館

日本人の良き精神、大和魂という璧(宝物)を損なうことなく次の世代へ完うしたい!そんな願いを込めたブログです。

注水中断指示が嘘か本当かより重要なこと

3月12日、福島第一原発1号機の海水注水作業が一時中断したのは、菅総理の指示と報じられ波紋が広がっている。 → 首相の意向で海水注入中断…震災翌日に55分間 読売新聞 細野首相補佐官が会見し、この話を否定。 → 海水注入中断、首相指示を否定=福島第1・1号機で細野補佐官 時事通信 枝野官房長官も否定した。 → 官房長官 海水注入の中断指示せず NHK 国会で谷垣自民党総裁に質問された菅総理

「少なくとも私や(官邸で協議していた)メンバーが止めたことは全くない」 「注水の時もやめる時点も、直接報告はあがっていなかった。やめろとかやめるなとか言うはずもない」

菅首相、注水中断への政権の関与否定 復興特別委で答弁 朝日新聞 と回答した。 これに対し、マスコミやネットの世論も、「総理が嘘をついている」「いや、細野だ斑目だ」等々、犯人探しに躍起だ。 みんな一体何を言っているんだ? 重要なのはそこじゃないだろう。 3月12日は、震災の翌日で、この福島第一原発1号機は、15時36分に水素爆発を起こした。 全国民はもちろん、世界中の耳目が福島第一原発に集まり、固唾を飲んで推移を見守っていた時だ。 大げさではなく、全世界的問題となっていた時であるそのような時に、海水を注入していたのも、中断していたのも知らなかったと、この国の最高権力者が言っているんだ。 つまり、政府はあの時、この大問題を把握もできず、コントロールも出来ていない状態であったと、総理の口から言っているようなものだ。 そして、「知らなかったからオレに責任はない」と言っているのだ。 そら恐ろしいことだ。 菅総理が海水の注水を止めたかどうかは、状況を把握していないという問題からすれば小さなことだ。 むしろ、状況を把握していなかったとしても、「状況は把握していたが、判断を間違えて注水を中断した」、と言い訳する方がはるかにまともだ。 自分自身の責任回避の方が、無能を全世界に晒すより重要なのか? いや、無能ゆえそのことすらわからないのか。 このような人間が総理の座にいること、それ自体が罪悪だ。 人気ブログランキングへ 人気ブログランキングへ もう一度浮上していきたいと思っています。再びご支援のほど、よろしくお願いします!