璧を完うす(へきをまっとうす) 別館

日本人の良き精神、大和魂という璧(宝物)を損なうことなく次の世代へ完うしたい!そんな願いを込めたブログです。

クロマグロにはうろこがある

以下産経新聞より引用

クロマグロ禁輸案否決 漁業者の視点が共感呼ぶ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100319-00000067-san-bus_all 2010.3.19 01:28  【ロンドン=木村正人】日本が土壇場で巻き返しに成功した理由としては、漁業資源は国際漁業管理機関で管理すべきだ-という日本の主張が、途上国や漁業国を中心に支持を広げたことが指摘されている。  1982~90年に同条約事務局長を務め、象牙取引をめぐり環境団体と衝突したことがあるユージン・ラポワント氏は「日本は感情的にならず、漁業資源の持続的利用を訴える良い声明を出した」と、正論を唱えた日本を称賛した。  日本は外交ルートで中国や韓国の支持を取り付ける一方、水産庁の町田勝弘長官ら約30人の代表団をドーハに派遣、国際捕鯨委員会(IWC)で捕鯨を支持する三十数カ国に協力を要請。太平洋の島嶼(とうしよ)国、アジア、アフリカの途上国に支持を広げた。  反捕鯨と同様、環境団体はクロマグロを寄付金集めの象徴にしようと動いたが、漁業で生計を立てる人々の視点の大切さを訴えた日本の主張が漁業国の共感を呼んだといえる。  その一方で大西洋・地中海産クロマグロの漁獲制限に取り組む上で、世界のクロマグロの7~8割を消費する日本の責任は限りなく重くなった。

以上引用終わり マグロを保護しようということに異存はない。 しかしそのやり方が問題だ。 今回はそれをワシントン条約で規制し、輸出入を禁止しようという動きだったわけだが、非常に違和感のある方法だ。 ワシントン条約はもちろん絶滅危惧種を保護しようとする条約ではあるが、引用記事中にもあるように海洋資源であるマグロにこれを適用しようというのは無理がある。 本来は生きた野生動物を愛玩用、あるいは見世物として取引するのを防ぐための条約であったはず。 それにともなって、それら動物の一部を嗜好品などで輸出入なども禁じられている。 引用記事中にもあるが「象牙」や「毛皮」などだ。 人が生きていく上で何ら必要性のない、嗜好品や生きた野生動物の輸出入を禁じる条約で、食料資源となるマグロを禁じようというのは筋が違う。 「海洋資源は管理していくものだ」という日本の正論が今回は通り、マグロをワシントン条約で規制しようという馬鹿げた目論見はとりあえず頓挫させることができた。 しかし問題はこれからだ。 環境保護を隠れ蓑にしたテロ組織は繰り返し、手を変え品を変え攻撃してくるだろう。 日本はきっちりとした海洋資源管理に取り組むべきだ。 そうしておけば鯨のようなハメには陥らない。 なぜならマグロはウロコがあるし、知能も高くないから。

「水中の魚類のうち、ひれ、うろこのあるものはすべて食べてよい。しかしひれやうろこのないものは一切食べてはならない。それは汚れたものである」旧約聖書(申命記、14章9-10節)

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