璧を完うす(へきをまっとうす) 別館

日本人の良き精神、大和魂という璧(宝物)を損なうことなく次の世代へ完うしたい!そんな願いを込めたブログです。

国立メディア芸術総合センターは国立まんが喫茶か?

以下日テレNEWS24より引用

アニメの殿堂「国がつくっても大失敗する」  文化庁は、参議院で審議中の今年度補正予算案に、漫画やアニメを展示する博物館をつくるための経費約117億円を計上しているが、漫画家から「国がつくっても大失敗になる」と批判の声が上がった。  26日午後に行われた民主党の勉強会で、漫画家・石坂啓さんは、「国がこうしたものをつくっても、ものすごくつまらないものになる。漫画家の姿勢は社会を風刺するもの。国に展示されてうれしいと思う人はいない」などと計画を批判した。  文化庁は、景気対策のための補正予算案に、漫画、アニメ、コンピューターグラフィックス(CG)などを展示する国立メディア芸術総合センター、いわゆる「アニメの殿堂を建設するための予算約117億円を計上している。文化庁の担当者は「国は土地を購入し、建物を建てるが、運営は民間に委託する」と説明し、具体的な内容や採算が合うかは厳密に調べておらず、完成時期も「わからない」と話した。  民主党議員からは「文化庁は勇気をもって計画を取り下げるべきだ」などと批判が相次いだ。

以上引用終わり この「国立メディア芸術総合センター」のことを鳩山由紀夫代表は「巨大な国営マンガ喫茶」と評したそうですが、この引用記事でも >漫画、アニメ、コンピューターグラフィックス(CG)などを展示する国立メディア芸術総合センター、いわゆるアニメの殿堂 となっています。 不思議ですね、漫画、アニメ、コンピューターグラフィックス(CG)などとなっているのに、なぜ“まんが”や“アニメ”だけに集約されてしまうのでしょう? この事実自体が、反対論者の“まんが”や“アニメ”に対する偏見を物語っている。 「国立メディア芸術総合センター」は1997年から開催されている「文化庁メディア芸術祭」というフェスティバルの流れをくんだ施設で、決して麻生総理がまんが愛好者といわれているからといって、ポット出てきたわけではない。 メディア芸術祭の概要 http://plaza.bunka.go.jp/festival/2008/outline/
メディア芸術祭賞の贈呈 下記の4部門ごとに優れた作品を募り、顕彰する。 【アート部門】 [インタラクティブアート、インスタレーション、映像、静止画(デジタルフォトを含む)、Webなど] 【エンターテインメント部門】 [ゲーム、遊具、映像(VFX、CMなど)、キャラクター、Webなど] 【アニメーション部門】 [長編アニメーション(劇場公開、TV、OVA)、短編アニメーションなど] 【マンガ部門】 [ストーリーマンガ、コママンガ、Webマンガ、自主制作マンガなど]
これらの受賞作品などが年に一度、国立新美術館にて展示される。 一度見に行けば分かるが、全然国が関与している感はない。 以前にはアニメ部門で「クレヨンしんちゃん」が選ばれているくらいだ(笑) これまでの固定概念を崩されるような、斬新で奇抜な、クールな作品の数々が紹介されている。 引用記事でこの計画を批判している漫画家の石坂啓さんも1999年に受賞している。 もっともこれができたら返還してもいいそうだが。 ソース http://www.asahi.com/politics/update/0527/TKY200905270038.html 朝日新聞   こういった作品を恒常的に展示紹介し、発信していこうというという施設なのだから、なにも問題はない。 美術館を建築するといっても反対はしないんだろ? なんで近代メディアアートはだめなんだよ? そこに自身のまちがったランク付けが入っているのに気付け。 日本がソフト面で評価されているのは近代メディアアートなんだよ。 ただ、石坂さんの意見にも一理ある。 だから過剰に国が援助する必要はない。 過保護な産業が成長したためしはない。 現在の「メディア芸術祭」のように“黒子”に徹してくれ。 そうすれば、必ず意義のある施設になる。 人気ブログランキング参加中!人気ブログランキングバナー小

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