璧を完うす(へきをまっとうす) 別館

日本人の良き精神、大和魂という璧(宝物)を損なうことなく次の世代へ完うしたい!そんな願いを込めたブログです。

ロシアのお誘い

以下時事通信より引用
日本への協力要求拡大も=背景に中国警戒感-ロシア  【モスクワ23日時事】ロシアのメドベージェフ大統領が麻生太郎首相との会談で、北方領土問題の解決を「次世代に委ねない」と表明したのは、ロシアが対日関係を重視しているとのシグナルを送る狙いとみられる。しかし、領土問題に関する双方の立場は大きく隔たっており、交渉進展の道筋は不透明。その一方で、来年初めに予定されるプーチン首相訪日の際には、極東・東シベリア開発や原子力・ハイテク分野での協力拡大への要求が強まりそうだ。  ロシア側が対日重視の姿勢を示した背景には、金融危機で米国の覇権が後退し、代わりに中国の影響力が拡大することへの警戒感がある。ロシアは表向き「中ロの戦略パートナー関係」をうたい上げているが、対中戦略の一環として日本との協力強化を真剣に検討し始めている。  世界経済国際関係研究所のエフセーエフ上級研究員は「中ロはあらゆる点で違いが大きく、同盟関係にはなり得ない。将来、中国外交がより侵略的になる可能性に備え、今のうちから日ロの協力強化に着手しなければならない」と指摘した。  同上級研究員によると、極東・東シベリア開発ではロシアは中国の投資よりも西側の一員である日本、韓国の投資を望んでいる。原子力協力協定締結に向けた日ロ交渉も進んでおり、プーチン首相訪日の際、妥結する可能性がある。  ただ、極東・東シベリア開発には膨大なインフラ投資が必要で、日本側がどのような協力の見返りを受けられるかは不透明。原子力協定交渉でも関係筋は「基本的な対立が残っている」と指摘しており、結論を急ぐと日本側に不利になる可能性がある。(了) (2008/11/23-22:05)
以上引用終わり 確かに最近ロシアからの関係改善のシグナルは多い。 ロシア外相「拉致問題、北朝鮮に働きかける用意」  日経ネットより 領土問題解決、ロシア大統領「次世代に委ねない」 日経ネットより これらのアプローチが引用記事中の対中国へのけん制のため、あるいはロシアの経済状態悪化からきていることも間違いないと思われる。 ただ日本人には長い間ロシア(ソ連)を仮想敵国とみてきたことや、日ソ不可侵条約の一方的破棄、北方領土問題などで、不信・警戒する意識が根強くある。 実際ロシアはこれまでの歴史を見ても信義で外交をする国ではない。 もっともほとんどすべての国がマキャベリズムで外交をしているのであって、約束を守るのもそのマキャベリズムからでた行動にすぎないといえばそうなのだが、ロシアはそのポーズすらとらない場合が多い。 これは中国にも同様のことがいえ、ロシアが中国と連携をしていても中国を信用していないのはまちがいない。 ではこのロシアとどう付き合えば良いかといえば、日本も自分の都合を考え、相手を利用すればいいだけのこと。 お互いの利害をうまく調整し、日本の利益を追求すればいい。 向こうも日本に利用価値があると思う限りは、約束に応えるだろう。 ロシアが欲しいのは日本の経済協力、ならばそれを最大限ちらつかせて、日本は北方領土の返還と平和条約の締結を引き出し、逆に中国へのけん制としたい。 外交に必要なのは不退転の意志の強さ、そしてタイミングとスピードだ。 今、メドベージェフ大統領は明らかに問題解決の意思があるし、ロシアの経済危機など環境も整っている。 この期に一気に話をまとめてしまわなければ、エリツインー橋本の時と同じように、雲散霧消してしまう。 あとは意志。これがないんだよな~日本は。。。 人気ブログランキング参加中!人気ブログランキングバナー小

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