璧を完うす(へきをまっとうす) 別館

日本人の良き精神、大和魂という璧(宝物)を損なうことなく次の世代へ完うしたい!そんな願いを込めたブログです。

核軍縮という理想と現実

以下AFPより引用
核軍縮めざす国際委員会が発足、元豪外相「核紛争は9.11以上の惨事に」 2008年10月21日 18:07 発信地:シドニー/オーストラリア 【10月21日 AFP】21日、シドニー(Sydney)で開かれた「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(International Commission on Nuclear Non-proliferation and Disarmament、ICNND)」の初会合で、共同議長のギャレス・エバンス(Gareth Evans)元豪外相「たった1件の核紛争が、9.11米同時多発テロの記憶を吹き消すような惨事となりうる」と警告した。  ICNNDは、6月に広島を訪れたオーストラリアのケビン・ラッド(Kevin Rudd)首相の提唱により、核不拡散や核軍縮の世界的な必要性を高めることを目的に発足した国際委員会。エバンス氏と日本の川口順子(Yoriko Kawaguchi)元外相が、共同議長を務める。  エバンス氏は会合で、核兵器問題について世界は数十年も目をつぶったまま進んできたとして各国の姿勢を非難。さらに、「全世界に1万3000から1万6000個の核弾頭が存在しながら、冷戦中もその後も核戦争が起こらなかったのは奇跡だ」と語った。   また、「熱意をもってハイレベルの政治的協議を重ね、行動を起こさなければ、核兵器は雪崩のように拡散していく」と現在の状況に警鐘を鳴らした。(c)AFP
以上引用終わり 志は是とするが、現実的には無理だね。 最強の兵器が存在するのに手放して、敵対する国に保持されたらそれでチェックメイト。 敵がもっているなら自国も持たなければ均衡が保てない。 そんな中で善意だけで事を為そうと? それが可能なら世界から貧困も犯罪もなくなるよ。 >「たった1件の核紛争が、9.11米同時多発テロの記憶を吹き消すような惨事となりうる」 そりゃそうだけどさ。 ならず者国家に核をもたれて、世界をコントロールされる恐怖絵図よりは、核を持ち合って抑止し合っている世界のほうが良いね。 核は抑止力としてしか使用できない。 使うことができるのは狂人だけだ。 >「熱意をもってハイレベルの政治的協議を重ね、行動を起こさなければ、核兵器は雪崩のように拡散していく」 核の拡散は止めなければならない。 しかし、インドとパキスタンの核を世界が容認した時点で、止めることは難しくなった。 どんな行動を起こせば止められるというのか? 核を無力化する方法でも見つからなければ不可能だろう。 核が拡散すればするほど、狂人が核をもつ可能性も高くなってくる。 非現実的な理想を追うより、隣に狂人と核のセットが存在するという現実を、日本人はもっと意識した方がいい。 関連記事 NPT体制の不条理 人気ブログランキング参加中!人気ブログランキングバナー小

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