平和とは?
今日、8月15日は俗に終戦記念日といわれるが、正式には「戦没者を追悼し平和を祈念する日」という。
戦没者を追悼するのは日本人として当然のことだが、“平和を祈念する”の「平和」とはなんだろうか?
8月15日に合わせて、自称反戦平和市民団体も活動しているようだが、戦争がないことが平和なのだろうか?
確かに戦争は本人の意思とは関係なく、人を殺めたり、殺めさせたり、傷つけたり傷つけられたり、ということが、平時とは比較にならない数、引き起こされるという悲劇性がある。
無いに越したことはない。
では、戦争のない世界で引き起こされるこれらの事例はどうなのか?
世界的な食物高騰のため食料を確保できず、飢え死にしていく人々。
>飢えを原因として毎日、5歳未満の子ども1万8,000人を含む、2万5,000人が命を落としています。
ソースhttp://www.wfp.or.jp/kyokai/hunger.html WFPより
予防や治療が受けられず、病に倒れる人々。
>世界では未だに予防可能な病気などが原因で毎日2万6,000人を超える幼い命が失われている
ソースhttp://www.unicef.or.jp/osirase/back2008/0801_07.htm 日本ユニセフより
その他にも、戦争とは関係ない暴力、貧困、抑圧、事故で多くの人が命を落としている。
戦争に反対することは、無論かまわない。
ただ戦争にのみ特化して、戦争だけが害悪のように声高に主張するのはやめてもらいたい!
比較的平和な日本に身を置き、些細なことを軍国主義の復活などと論い、反戦を崇高な理念のように叫ぶのは、欺瞞でしかない。
日本人が享受している生活を支えているのほんの一部のものを窮乏している人々に提供するだけで、今まさに進行している悲劇を止めることができるのだ。
そのように話を広げなくても、目の前でも悲劇が起こっている。
多くの自殺者をうみ、閉塞感に押しつぶされる若者が喘ぎ、いじめが蔓延する日本社会。
戦争がなく平和な日本ではないのか?
平和とはなんだ?
戦争だけが悲劇か?
為せばならないことが何なのか?目を見開いて世界と人間の現実を見る必要がある。
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