璧を完うす(へきをまっとうす) 別館

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東京新聞アサヒる

アベする」捏造疑惑こそ捏造? 東京新聞コラムの説明責任 2007/11/ 1 「アベする」という言葉をめぐって、ネット上で「捏造されたものではないか」と批判が相次いでいるが、東京新聞のコラムが「捏造疑惑の方こそ捏造の疑いが濃厚だ」と主張している。しかし、その根拠は示されず、またまた騒動になっている。しかも、「アベする」を「流行語大賞」に熱烈に推薦しているのである。

アサヒってるコラム

・記事で紹介する以前に公の場で使われているのは明らか 「アベする」という言葉が広く知られるようになったのは、安倍晋三前首相が突然辞任したことについて書かれた2007年9月25日付朝日新聞の記事。この記事のなかで、コラムニストの石原壮一郎さんが「『アタシ、もうアベしちゃおうかな』という言葉があちこちで聞こえる。仕事も責任も放り投げてしまいたい心情の吐露だ」などと紹介した。ところが、インターネット上で、そのような言葉は流行っておらず、「捏造」ではないかといった指摘や批判の声が相次ぎ、石原壮一郎さんのブログも批判や中傷の書き込みが相次ぐ「炎上」状態に追い込まれた。 川北隆雄論説委員が書いた東京新聞のコラム「一筆両談」(2007年10月29日付)は、この騒動を紹介した上で、「しかし、コラムニストが紹介する以前に公の場で使われていることは明らかなので、捏造ではない。つまり、捏造疑惑の方こそ捏造の疑いが濃厚だ」と主張。「私は、これを今年の『流行語大賞』に推薦したい」と熱烈にプッシュした上に、この「推薦」を「同賞を選定している自由国民社の審査委員会は、ぜひ、聞き届けて欲しいものだ」とまで述べている。このコラムは07年10月30日付け中日新聞(夕刊)にも掲載された。 ネット上の掲示板「2ちゃんねる」では、「アベする」が9月25日の朝日新聞で紹介された時と同様に、このコラムを批判する書き込みが相次いでいる。それは、次のような具合だ。 「『俺らマスコミが流行らせたと思ったら、それが流行だろ?』と本気で思ってるから恐れ入る」 「アベなんて、知り合いにいくらでもいるから、常識的に考えれば誰も使えんだろ」 「捏造語大賞ならあげてもいいよ」 「公の場ってどこだよw」 ・コメントは勘弁して欲しい 2ちゃんねるではこの他に誹謗中傷や「中日る」といった言葉が大量に書き込まれ、11月1日昼時点でスレッドが8本以上立てられる大きな騒動にまで発展している。「コラムニストが紹介する以前に公の場で使われていることは明らか」というくだりの真偽を確かめたくて、J-CASTニュースでは、川北論説委員への直接の取材を試みた。しかし、勘弁して欲しいとのことで、コメントをもらうことはできなかった。 J-CASTニュースより引用

嘘に嘘を重ねる、恥の上塗り、という言葉しか出てこない。 もともとの「“アベする”ということばがあちこちから聞こえる」という朝日紙上のコラムもきわめて恣意的で根拠の薄いものであったが、それをさらに擁護し、『流行語大賞』に熱烈に推薦するなどということは狂気の沙汰だ。 まず文章の論理が無茶苦茶だ。そしてその根拠も示されていない。その上、品位というものがこのコラムからは感じられない。こんなものが新聞紙上に掲載されてもいいはずがない。 >コラムニストが紹介する以前に公の場で使われていることは明らかなので、捏造ではない。 まったく根拠が示されていない。当時「アベする」でインターネット検索をしてもほとんどヒットしなかったことは事実。ならばそれを覆すソースを示す必要がある。自分の周りや仲間内で流行っていることは所謂“流行”ではない。もしそういうことなら自分の周りで流行っているとわかる表現をすべき。 >捏造疑惑の方こそ捏造の疑いが濃厚だ 前段の部分について根拠が示されていないのに疑いが濃厚もなにもあったもんじゃない。根拠なしに結論付けていいんですか。 >私は、これを今年の『流行語大賞』に推薦したい 流行語大賞の定義―1年の間に発生したさまざまな「ことば」のなかで、軽妙に世相を衝いた表現とニュアンスをもって、広く大衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語を選ぶとともに、その「ことば」に深くかかわった人物・団体を毎年顕彰するもの。 いつ「アベする」が広く大衆の目・口・耳をにぎわせましたかね。個人で勝手に思うのはいいが、公器である新聞にしかも論説委員が書いていいことじゃない。 この後このコラムでは沢尻エリカさんの一件でできたという「サワジる」などという言葉も紹介しているが、「アベする」についての批判を予想し矛先をかわそうとして付け足したとしか思えない。 だいたい他にも同姓の方が複数いる苗字をもじって言葉にすること自体、品性がない。それを流行語大賞に推薦するというのだから推薦者も品性を疑われても仕方がない。もちろん掲載している新聞社の品性もね。 「アサヒる」や「中日る」の方がよっぽど流行語大賞に近そうだ。関係者の皆さん胸を張って授賞式に出席してコメントもちゃんとしてね。勘弁しませんから。 関連記事 朝日新聞